
仮想通貨・ビットコインウォレットの仕組みや種類を知りたい、初心者の方へ。
こちらの記事では、その仕組みや種類をわかりやすく解説しています。ぜひ参考にしてください。
目次1 ビットコインとは2 ビットコインの最新価格チャート3 ビットコインの基本情報4 ビットコインの買い方・ …
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仮想通貨・ビットコインウォレットとは
仮想通貨・ビットコインのウォレットとは、ひとことで言うと、仮想通貨・ビットコインを保管・送金できる、仮想通貨の銀行口座のようなものです。
ウォレットには、公開鍵暗号方式という暗号技術が用いられており、以下の要素で構成されます。
- 秘密鍵
- 公開鍵およびビットコインアドレス
また、ウォレットには、以下のような種類があります。
- ホットウォレット:
ウェブウォレット、モバイルウォレット - コールドウォレット:
ペーパーウォレット、ハードウォレット
それでは、ビットコインのウォレットの仕組みや種類について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
公開鍵暗号方式と電子署名
仮想通貨の保有者であることを証明する方法は?
ブロックチェーンの説明では、Aさん・Bさん等それぞれの保有している仮想通貨の量を、複数の台帳で管理していることを説明しました。
目次1 ブロックチェーンとは?仕組みをわかりやすく解説2 ブロックチェーン技術のメリット3 ブロックチェーン技 …
では、実際にその仮想通貨をAさんがBさんに送金したい場合を考えてみましょう。このとき、Aさん自身が「Bさんに0.1BTC(ビットコイン)を送金します」と言って、みんなに台帳を更新してもらう必要があります。
さて、このときAさんは自分自身がその仮想通貨の所有者であることを証明できなければなりません。誰か他の人が勝手にAさんの仮想通貨を送金できてはいけないので、みんなの台帳に反映してもらうときには、Aさん自身がその送金を依頼したことを証明しなければならないのです。
ここで登場するのが、公開鍵暗号方式と電子署名です。
公開鍵暗号方式とは
公開鍵暗号方式とは、公開鍵と秘密鍵という2つの暗号鍵(パスワードのようなもの)を使って、電子データを暗号化・複合化(解凍)する方法です。
公開鍵暗号方式の暗号鍵には3つの特徴があります。
- 公開鍵で暗号化したものは、秘密鍵で複合化できる
- 秘密鍵で暗号化したものは、公開鍵で複合化できる
- 秘密鍵から公開鍵を作成できるが、公開鍵から秘密鍵を推測することはできない
公開鍵暗号方式の一般的な使い方
公開鍵暗号方式の一般的な使い方を説明します。
まず、Aさんは「データを暗号化して自分に送るときは、この公開鍵で暗号化してください」と、自分の公開鍵を広く世間に公開します。
一方で、秘密鍵は絶対に誰にも教えません。そして、公開鍵で暗号化されたデータが自分に届いたら、秘密鍵を使って複合化して中身を見ます。
この方法であれば、誰でもAさん宛のデータを公開鍵を使って暗号化できますし、その内容を見ることが出来るのは秘密鍵を知っているAさんだけとなります。
公開鍵暗号方式と電子署名
公開鍵暗号方式には、もうひとつ応用的な使い方があります。それが電子署名です。
Aさんが公開鍵を広く世間に公開して、秘密鍵は誰にも教えないという点は一緒なのですが、今度は先ほどとは逆に、Aさんが秘密鍵を使ってデータを暗号化します。そして、暗号化前のデータと、秘密鍵で暗号化したデータをみんなに公開します。
みんなは、公開されている公開鍵を使って、暗号化されたデータを複合化してみます。そして、これをAさんが別途公開した暗号化前のデータと比べて、一致していれば、Aさん自身が秘密鍵を使って暗号化したことが分かります。秘密鍵を知っているのはAさんだけなので、このデータにはAさん本人が暗号化した(=電子署名をした)とみなすことができます。これが電子署名の考え方です。
ブロックチェーンでは、こちらの電子署名の技術を用いて、Aさん自身が仮想通貨をBさんに送金するということを証明します。
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ビットコインウォレットの仕組み
秘密鍵・公開鍵・ビットコインアドレス
ビットコインウォレットとは、ひとことでいうと「秘密鍵」のことです。
ビットコインのウォレットは、以下のような手順で作成されます。
- 任意の秘密鍵を作成する
- 秘密鍵から公開鍵を作成する
- 公開鍵から一定のルールでビットコインアドレスを作成する
そして、ビットコインアドレスと公開鍵は世間に公開します。一方で、秘密鍵は絶対に公開しません。ビットコインアドレスが口座の番号、秘密鍵がパスワードのようなイメージです。
仮想通貨の送金手続き
それでは、実際の送金手続きを見ていきましょう。
まず、仮想通貨を送金したいAさんは、「Bさんに0.1BTCを送金します」というトランザクションデータ(送金情報)を作成して、秘密鍵で暗号化します。そして、この暗号化したトランザクションデータをみんなに送ります。
みんなは、Aさんの公開鍵で、暗号化されたトランザクションデータを複合化してみて、Aさん自身が電子署名しているか(Aさんの秘密鍵で暗号化されているか)を確認します。また、公開鍵からビットコインアドレスも割り出せるため、Aさんが送金に充分なビットコイン(仮想通貨)を保有しているかも同時にチェックできます。
こうすることで、秘密鍵を知っているAさんだけが、自身の仮想通貨を送金することができます。
秘密鍵が漏れると、仮想通貨が流出する
仮想通貨が盗まれた・流出したという事故・事件は、基本的にこの秘密鍵が盗まれたということを意味しています。
秘密鍵を盗まれると、そのウォレットの仮想通貨を自由に送金できてしまうため、仮想通貨を盗まれたことになります。
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ウォレットの種類は?
ウォレットとは、究極的には秘密鍵のことだと書きました。この秘密鍵をどこに保管するかによって、ホットウォレットとコールドウォレットに分類できます。
インターネットに接続されたコンピューター端末など、インターネットと繋がっている場所に保管されているのがホットウォレットです。一方、インターネットに接続されていないコンピューター端末や紙など、インターネットから切り離された場所に保管されているのがコールドウォレットです。
ホットウォレット
ホットウォレットは、インターネットに接続された環境に秘密鍵が保管されています。電子署名をしたトランザクションをそのままマイナーに送信できるので、利便性が高いです。
一方で、インターネットと繋がっているので、ハッカーなどに秘密鍵を盗まれてしまう可能性があります。そのため、ビットコインをたくさん保有している取引所などでは、直近使う可能性があるビットコインのみをホットウォレットに保管しておくのが一般的です。
ウェブウォレット
ウェブウォレットとは、ウェブブラウザ上で利用できる仮想通貨ウォレットのことです。
インターネットバンキングのようなイメージで、ログインID・パスワードでログインして使います。秘密鍵は、その業者が代わりに管理してくれています。ウェブウォレットを利用する場合は、安心な業者を使うことが大切です。
モバイルウォレット
モバイルウォレットとは、スマートフォン端末に秘密鍵を保管することです。
スマートフォン端末がハッキングされれば秘密鍵を盗まれる可能性はありますが、サーバー上などに置いてあるよりは安全性は高いといえるでしょう。一方で、スマホをなくしてしまった等によって秘密鍵を紛失してしまい、ビットコインを失ってしまう可能性があるので、注意が必要です。
コールドウォレット
コールドウォレットは、インターネットから切り離された場所に秘密鍵を保管する方法です。電子署名したトランザクションを別途、インターネットに繋がった端末に持って行って、マイナーに送信しなければいけないため利便性が低いですが、ハッキングされる可能性が低いため、安心してビットコインを保管できます。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットとは、文字通り、紙に秘密鍵を書いて、金庫などに保管しておく方法です。
最も安全性が高いともいえますが、紙は経年劣化や紛失しやすいため、長期で保管しておく場合、取り扱いには注意が必要です。
ハードウォレット
ハードウォレット(ハードウェアウォレット)とは、インターネットから切り離されたコンピューターなどに秘密鍵を保管しておく方法です。
業者は、普段使わないビットコインを、隔離された部屋でハードウォレットで管理するのが一般的です。
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仮想通貨やビットコインとは、ブロックチェーン上で管理されているデジタル通貨のことです。仮想通貨やビットコインの技術的な基盤であるブロックチェーンや、仮想通貨の送金・決済、マイニングの仕組みを、初心者にも分かりやすく解説します。
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