
仮想通貨・暗号資産を保有している方の中には、価格が上がるどうかに加えて、技術・サービス的な将来性に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、イーサリアムというブロックチェーン上で登場している様々な分散型アプリケーション(DApps)や分散型金融サービス(DeFi)について解説します。
目次1 イーサリアムとは2 イーサリアムの最新価格チャート3 イーサリアムの基本情報4 イーサリアムの仕組みや …
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イーサリアムとDApps・DeFi
DAppsとは
スマートコントラクトとDApps
DAppsとは、「Decentralized Apps(分散型アプリケーション)」の略で、ブロックチェーン上に存在するアプリケーション(サービス)のことを指します。
イーサリアムというブロックチェーンには、スマートコントラクトという機能が実装されており、ブロックチェーン上でプログラミング言語を動かすことができます。そのため、イーサリアムのブロックチェーン上には、様々なインターネットサービスが登場することとなりました。これらを総称して「DApps」と呼んでいます。
DAppsゲームとNFTの市場規模
DApps上でユーザーが多いものは、基本的にゲームです。
DAppsゲームでは、ゲーム内で手に入るキャラクターや道具、トレーディングカードなどが暗号資産(トークン)としてつくられており、ユーザー同士で自由に売買できます。つまり、ゲームを遊んでいて、レア度の高いキャラクターやカードを入手したら、それがお金になるということです。これらのDAppsゲーム内で手に入るトークンをNFT(ノン・ファンジブル・トークン)といいます。
NFTのマーケットは広がっており、海外の最大手「Open Sea」では2020年11月現在、月次ユーザー数が2万5千人を突破しています。仮想通貨のリサーチ結果やニュースなどの提供するメッサリのレポートによると、NFTの累計取引額は130億円を超えています。国内でも、大手仮想通貨取引所のコインチェックがNFTのマーケットプレイス事業参入を表明しており、国内でも盛り上がりが期待されます。
DeFiとは
DeFiとは、「Decentralized Finance(分散型金融)」の略で、DAppsの中でも金融サービスとして展開されているものを指します。
DeFiには、ブロックチェーン上で稼働する取引所、保険サービス、レンディングサービスなど、様々な金融サービスがあります。これらのDeFiでは、ガバナンストークンという独自のトークンが発行されていることが多く、そのDeFiサービス上の様々な決定事項(たとえば金利など)について、ガバナンストークンを保有しているユーザーたちで民主的に決定します。
各DeFiにイーサリアムなどの仮想通貨を預けると、利子としてガバナンストークンをもらえるという仕組みを提供しているサービスもあり、ガバナンストークンをもらって取引所で売却することを目当てに仮想通貨をDeFiに預ける行動は「イールド・ファーミング」として、2020年に注目を浴びました。イールド・ファーミングは、2020年前半のイーサリアム価格上昇に繋がりました。
マネックスクリプトバンクの「DeFi Ecosystem Report」によると、DeFiに預けられている仮想通貨・トークンの総額は1.2兆円にも達しています(2020年10月時点)。
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DAppsの人気主要ゲーム3選を紹介
それでは、具体的にどのようなDAppsゲームが登場しているのかを見ていきましょう。国内でも人気のDAppsゲームを3種類紹介します。
My Crypto Heros(マイクリプトヒーローズ)
マイクリプトヒーローズは、2018年に正式サービスを開始したDAppsロールプレイングゲームです。
歴史上の偉人を使ってチームを組み、クエストやバトルを行ったり、ギルドを結成して遊ぶこともできます。ゲーム内に登場するキャラクターや道具の一部がNFTとなっており、自由に取引することが出来ます。
テレビCMを行っていたこともあり、世界的に認知が高いDAppsゲームです。
Crypto Spells(クリプトスペルズ)
クリプトスペルズは、2019年に正式サービスを開始したDAppsトレーディング・カードゲームです。
5つの文明(赤・青・緑・白・黒)があり、それぞれのデッキを組んで対戦することができます。レアリティがゴールド以上のレアカードについては、イーサリアムのブロックチェーン上にトークンとして発行されています。
Brave Frontier Heros(ブレイブフロンティアヒーローズ)
ブレイブフロンティアヒーローズは、人気スマホゲームのブレイブフロンティアが、マイクリプトヒーローズのシステムを利用してリリースしたサービスです。
マイクリプトヒーローズのようなゲームを、ブレイブフロンティアの世界観(キャラクター・装備)でプレイすることができます。もちろんキャラクターや装備の一部はNFTとして発行されているため、自由に売買することができます。
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DeFiの人気主要銘柄3選を紹介
続いて、どのようなDeFiサービスが登場しているかも見ていきましょう。世界的に注目されているDeFiサービスを3種類紹介します。
Uniswap
Uniswapは、分散型の取引所です。様々な仮想通貨・トークンを売買することができます。
最大手の分散型取引所で、一時は米国の人気仮想通貨取引所Coinbaseの取引高を超えたこともあります。
MakerDao
MakerDAOは、イーサリアムのような暗号資産を担保として、ステーブルコインDAIを発行するプロジェクトです。
DAIは、米ドルに連動するステーブルコインで、イーサリアム上で様々な用途に用いることができます。MakerDAOは、従来の金融において銀行が担っていた信用創造の機能を担っているといえます。
Compound
Compoundは、分散型のレンディングサービスです。
仮想通貨や暗号資産を借りたいユーザーと貸したいユーザーを集めて、仮想通貨・暗号資産を貸し借りできるサービスを提供しています。
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DAppsやDeFiの使い方
実際に、自分でもDAppsやDeFiを体験してみたいという方向けに、使い方を紹介します。
仮想通貨取引所でイーサリアムを買う
大半のDAppsやDeFiはイーサリアムのブロックチェーン上で動いており、利用するのにイーサリアムが必要なことが多いです。
DAppsやDeFiを利用するときは、まずは仮想通貨取引所でイーサリアムを購入することから始めます。
ビットコインの価格が上がっているというニュースを聞いてビットコインを買おうと思ったけれど、購入方法が分からない …
MetaMaskなどのウォレットにイーサリアムを送る
仮想通貨取引所のウェブウォレットの中にイーサリアムがあっても、DAppsやDeFiで利用することはできません。
DAppsやDeFiを利用するウォレットにイーサリアムを送金する必要があります。多くのDAppsやDeFiはウェブブラウザ上で動いており、MetaMaskというChromeのアドオンウォレットで利用することができます。MetaMaskはイーサリアムのウォレットと、DApps等における認証機能が一体になったようなアドオンです。
あとは、MetaMaskを追加したブラウザでDAppsやDeFiのウェブサイトを開いて利用するだけです。
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まとめ
イーサリアムのブロックチェーン上では、スマートコントラクト機能によってプログラムを動かすことができます。
このスマートコントラクト機能を利用して、DApps(分散型アプリケーション)のゲームやDeFi(分散型金融)が登場。どちらもマーケットが拡大しています。
DAppsやDeFiのマーケットが拡大することは、イーサリアムをはじめとした仮想通貨・暗号資産の需要が増えることを意味するので、仮想通貨にとってポジティブだと言えるでしょう。
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仮想通貨やビットコインを保有していると、今後や将来性が気になるでしょう。仮想通貨やビットコインの価格に影響を与える要素は様々です。どのようなニュースが価格に影響を与えるのかに加えて、暴落に備える方法についても学びましょう。
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